サロマ湖のホタテはデカい。
しかーし、ホタテを養殖している井田漁業のスケールはもっとデカい(^o^)
【サロマの漁師一家が超立派なオリジナルソングを作った件について。】
地方創生の為には、一次産品の付加価値率を高める為に6次産業化が重要であると言われて久しいが、漁師がCDを発売したと聞くのは初めて。
CDの発売は、もう、6次産業と関係ないスケールだけど、そのCDもただのCDではない。
「僕らは夜明け待っている」
「佐呂間へ行こう」
の2曲が収録されているのだが、詩が凄い良い。
詩に解説を勝手につけるのは野暮以外の何者でも無いのだが、どうしても、この詩を味わった自分の感想を共有したいので、野暮な奴だと思って、興味ある人は読んで欲しい。
「僕らは夜明けを待っている」
この曲には、サロマ湖と言う単語は一切ない。
漁師と言う言葉も入っていない。
でも、オホーツクの夜空、怒涛の波そんなキーワードから、オホーツ海に面した浜辺の歌なんだと気づかせてくれる。
そして、夜明けまでオリオン座が見えている季節は1月頃か?
そして3番では「今日は咲きほこれ桜の花よ。」の歌詞。
そう、これは、漁師が夜明けを待つと共に、春を待っている歌なのだ。
東の空を夜明け前から見つめる。
日本で一番早く日が昇る北海道の東の海を、夫婦2人で腕を組んでみている。そして、強く生き抜いて幸せになろうと言う、愛の歌なのだ。
ジャケット表面には、サロマ湖から上る朝日と井田社長とお孫さんがシルエットで写っている。
※本当は佐呂間湖のきれいな夕昏の写真なのですが、このきれいな夕陽は次の日の朝日に繋がると思ってこの写真を表紙にお願いしました。井田貴子)
しかし、孫は腕を組んだりしないだろう。これは、やはり、僕らと言うのは夫婦と解釈するとシックリくる。
それを証明する様に、ジャケットを開くと、井田夫妻が、歌詞の上に写っている。
そして、夜明けは、コロナや不況などと、漁師が夜明けを待つ心情を重ね合わせ、必ず日は昇ると言うエールになっている。とても深い曲だ。
そして、2曲目「佐呂間へ行こう」こっちは、一曲目でサロマをぼかしたので、存分にサロマをアピールする楽曲。
写っている写真を見ると、地域を孫達に元気に引き継いでいきたい、そんな思いが感じられる。
人生荒波超えてドドーンとドコイショー 元気が一番笑っていこう
オホーツク idagyogyou idagyogyo
歌詞のパワーが半端ない(^o^)
作詞、作曲、そして歌っているのはなんと、ご本人では無くて、山木康世と言う北海道札幌市出身のフォークシンガー。元、フォークデュオ「ふきのとう」のメンバー。
オフィシャルサイトを調べてみたら、なんと、もうすぐ帯広でライブをするようだ。
◆12月15日(水)北海道帯広市/あがり・框(かまち)
と言うか、コロナ禍にも関わらず、全国でライブを続けている、凄いシンガーのようだ。
Wikipediaによるとドラえもんの映画版の主題歌の作曲や海援隊の「思えば遠くへきたもんだ」の作曲をしていた大物アーティストらしい。
曲調は漁師だから演歌や民謡っぽいのかと思ったら、予想は大きく外れる事になる(^o^)
ジャケットの印刷の品質も非常に高く、JASRACのロゴもついている。
このCDの製作費はいくらかかったのか、野暮な心配をしてしまうぐらいクオリティーの高い仕上がり。
サロマ湖のホタテはデカい。
流氷が運んでくる栄養と、山から流れ込む栄養が絶妙なバランスでミックスされ、デカいホタテになるらしい。
プリップリで甘い、感動のホタテだ。
ヒモも酢の物やバターで炒めると、コリコリして、とても美味だ。日本酒やワインに合わせたくなる。
しかし、そのホタテを育てている井田漁業は、ホタテの大きさを凌ぐ異次元のスケールでCDを出した。
曲だけで味わうより、サロマの漁師に家族の様子を思い浮かべながら聞くと、とても味わい深いCDだ。
帯広では栂安歯科の近くのスーパーピット帯広店と同じブロックにある「つがハウス」(北海道帯広市西9条南9-14-2)で購入する事が出来る。
2021/12/8 河村知明 様
Mobirise.com